アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

きんいろモザイク 5話

「きんいろモザイク」の第5話から。
一つのテーマに沿って短編長編混ぜての構成となっている本作。今回は「姉・妹」という感じの回。

押さえておくべきことがいくつか出てくる。1つは陽子と忍が幼馴染であり、勇とも長い仲であるということ。そして、1つは忍が昔からぼんやりしていたため陽子がなし崩し的に忍の「姉」のような役割を引き受けてきたということ。そして、陽子が長子であるということ。

ここら辺が、陽子が日常的に姉御肌であることの裏づけとなっていると考えられる。また、陽子が忍の変化を感じて切なくなっているシーンは、役割のシフトが原因ではないだろうか。即ち、昔から「忍の姉」として生きてきた陽子にとって「姉陽子と妹忍」という構図が当たり前になっていた。しかし、アリスたちが登場したことで「姉忍と妹アリス」というように忍が「姉」という役割をするようになった。よって、今まで自分が担ってきたポジションが忍に移ったような状態となっているわけだ。最後に勇を「いさ姉」と呼ぶシーンでは、自分を妹のような存在として見てくれる勇への憧憬が含まれているように感じられる。

なお、個人的ハイライトは、序盤の

陽子「防犯ブザーの正しい使い方!」

勇、木陰から飛び出す(効果:集中線)

勇「何事!?」

陽子「お姉さー」(途切れる)

だ。