アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

聖闘士星矢Ω 69話

聖闘士星矢Ω」の第69話から。

シスコンをこじらせるとこうなる、という回。

粗筋

かつて蒼摩とユナに敗れ、2人に復讐を目論む双子のパラサイト、ユミルとメトネ。メトネは、エウロパの「力が欲しいか」という言葉に乗ってしまい、「アンチリミット」をユミルの前で使用。「アンチリミット」は人の時間を自分のものにすることによって、その人の命と引き換えに力を増大させるアイテムだった。ユミルと「一体」となったメトネが蒼摩とユナに襲い掛かる。メトネの強大な力の前に窮地に立たされる2人だったが、協力攻撃で見事メトネを撃破。その陰では、白銀聖闘士のメンカルが何者かに倒されていた。

所感

メトネは、姉ユミルを愛するあまりに手にかけ、あまつさえ

お姉様ごめんなさい。殺してしまってごめんなさい。でも仕方がないのです。だって、僕とお姉様は誰よりも美しく、誰よりも強くなきゃいけないのだから……。

などと言い出す始末。「帰宅部活動記録」の夏希が見ていたら、「シスコンもこじらせすぎでしょ!?」などとツッコんでくれること必至だ。それでいて、決着がついた後では、ユミルの影に謝罪しながら散るという、「悪の散り方大全」があるなら確実に収録されていそうな位、王道のやられ方を見せてくれる。

一方の蒼摩とユナは、ユナの放った「ストームトルネード」で舞い上がった蒼摩が「ライオネットフレアストームボンバー」を炸裂させるという、こちらも仲間同士の協力技のど真ん中を行く感じで、そのネーミングを含めて大変燃えるアツい展開だ。直球好きにはたまらない回と言えよう。