ムシブギョー 20話
「ムシブギョー」の第20話から。
火鉢のツン:デレ比のデレ比が大きくなった回。
粗筋
仁兵衛が見た、拘束された火鉢の姿は才蔵による幻術だった。才蔵は火鉢の祖父の師を手にかけて入手した禁術の使い手であった。才蔵の繰り出す幻術に翻弄される火鉢と仁兵衛。しかし、懸命な仁兵衛の姿に火鉢の本領が発揮され、そこに幻術の解けた仁兵衛も加わって才蔵を下す。
一方「雪組」は進行を続けていた。同行者の一人の正体は才蔵。仁兵衛たちに倒された才蔵は偽物だったのだ。
所感
才蔵の幻術が一枚上手だった今回。火鉢は今まで仁兵衛に向かってつっけんどんな態度を崩さなかったが、仁兵衛の、幻術の中に映された火鉢を助けようと必死な姿勢に心打たれ、燃えるものがあったようだ。仁兵衛の何事にもまっすぐで一生懸命なところは少年向け作品の王道だ。王道らしくそれによって仲間が強くなり、強くなったことでまた仁兵衛も強くなる。そこにはいつの日も人の心をたぎらせる何かがある気がしてならない。