アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

恋愛ラボ 9話

「恋愛ラボ」の第9話から。

真木が久々に頼もしく見える回。

粗筋

男女交際の件であっさり未練なげに生徒会を辞めていく水嶋。そんな水嶋を見ながら榎本は小学生の時のことを思い出していた。当時榎本は水嶋からは友人と認定されていたが、自身は水嶋を友人と呼んで良いか自信がなかったのだ。一方、職員室で水嶋のことを聞いた南は市川が何をしでしたか気になりだした。そして、棚橋は写真が好きだと言った市川を生徒会室前で問い詰める。2人は泣き始め、その場に涙目の榎本が合流。また南も加わり、作戦を練ることになった生徒会と新聞同好会の面々。

翌日、水嶋と市川も交えての職員会議に莉子と榎本と男装した真木が乱入。写真の男は真木だと主張し始める。そこに泣く棚橋も入り、混乱する会議。うまく説明の機会を得た莉子・真木・榎本の3人は、真実味を持たせるために事実を混ぜて話を始めた。生徒会への投書で恋愛相談があり、男の気持ちを理解しようと男装した、そして水嶋はそれに付き合っただけ、と説明。そして、3人の熱い弁に加え、水嶋が辞めるなら自分が生徒会を辞める、と真木が言い出すと、気迫に押されて水嶋の除名処分は取り下げとなった。生徒会室に戻る一同。真木の株が下がった、と指摘する水嶋に対し、それよりも仲間を失う方がよっぽど怖い、と切り返す真木。それを聞いた水嶋は、榎本みたいな馬鹿が3人いる、と大笑いする。実は、小学生のとき、榎本は友人の名前として水嶋を書かなかったことを悔やみ、職員室を訪れて担任に迫っていた。それを目撃した水嶋は大笑いした。これを思い出していた榎本は懐かしい気分に浸りながら夕暮れの中を水嶋と帰る。

所感

水嶋の生徒会辞任の話題から、榎本との思い出に着地するという流れ。基本的に真面目で一生懸命な榎本だからこそ、小学生時代に友人として水嶋を挙げられなかったことへの思いは大きかっただろう。図書室で水嶋には友人として見られていることを知ったシーン、そしてその直後の手が宙を泳ぐシーンは、何か取り返しのつかないことをしてしまったと榎本が感じたという象徴にも感じられる。

サヨの代わりに私があがいてやるのよ!

榎本のこのセリフは、その過去を知っているとなおさら深く感じられる。遠くに行ってしまう友人。それを止めるのは自分なのだ、と聞こえなくもない。

それにしても、水嶋奪還作戦実行時の真木は、見た目以上にその振る舞いが非常に格好よかった。信頼と実績に裏付けされた自分こそ適役、と男装を買って出るところなぞ、実に熱くさせてくれる。莉子との漫才に終始することが多い真木だけに、たまにこういう話があるのはうれしい。相談事に乗った後輩たちをかばった、ということにさせられた水嶋も含めて天晴な回だった。

そう言えば、この作品を見ていると生徒会のノリに慣れてしまうが、話し合いの最中にいつもの生徒会の姿を見て真木の理想像が崩れ去る市川と、水嶋が楽しそうなことに納得する南を見て、よく考えたら普通じゃないな、と思い出した。しかし、あの面々で「普通」はできない相談なので、最後まで気にせず楽しむことにする。

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