幻影ヲ駆ケル太陽 8話

「幻影ヲ駆ケル太陽」の第8話から。

メインキャラクタ消失す、の回。

粗筋

「対消滅現象」が他支部で発生したことを告げられるあかりたち。それは、自分のカードと同じダエモニア「対カード」と戦うと自分が消えてしまう、というものだった。戦うべきかどうかを考えるあかりたち。

そしてダエモニアと戦うときがやってきた。なんと今回の相手はぎんかの対カード。ダエモニアに与えたダメージは全てぎんかへのダメージに転化してしまう。そのことをし知って落胆する一同。自分は仲間たちに何かをしてあげられているだろうか、とぎんかは悩むも、父弥太郎からアドバイスを受けて立ち直る。そして、一人で対カードに立ち向かうぎんか。あかりたちはぎんかに戦いを止めるよう呼びかけるが、それも空しく、対カードを倒すと共にぎんかは消えた。

所感

ぎんかが消えた。前回が何もなさすぎる位何もない回だっただけに、今回の悲壮さが際立つ。対消滅現象。全てのダエモニアを絶やそうとすると避けて通れなさそうだが、仲間の消失に残されたあかりたちはどう向き合ってゆくのか。

他の皆はそれぞれ良いところがあるのに自分には何もない、と悩むぎんかに弥太郎が与えたアドバイス

なんもないからええこともあるんやないのか。怒りや悲しみを皆が背負うてたら、見えるものが見えんときもある。そんなとき、お前が皆のバランスを取ってるからうまくいってるんやないのか。なんも難しく考えることあらへん。ぎんかはぎんかのできることをしたらええ。

も、バランスを取り自分のできることをした結果ぎんかが消滅したことを考えるとどうにもやるせない。

重い雰囲気の本作において様子が異なるのが次回予告。前回からエティアとアリエルの会話になった。今回はエティアの趣味についてアリエルが言及しようとした瞬間、エティアに遮られてアリエルが仰天する、という流れ。テンションが違い過ぎて妙な気分にすらなる。