アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

プリティーリズム・レインボーライブ 23話

「プリティーリズム・レインボーライブ」の第23話から。

わかな、和解の回。

粗筋

わかなとの「約束」がどうしても思い出せないあんはカズキにこのことを相談する。カズキはわかなのことを覚えていた。曰く、わかなはかつてあんやカズキと同じ小学校に在籍し同じプリズムクラブに所属していたが、すぐに転校してしまったとのこと。それでもあんは肝心の約束を思い出せず、わかなを小学校に呼び出してわかな本人に尋ねることにした。問われたわかなは小学校のことを語り出す。

小学校時代、あんたちのいた小学校に転入してきたわかなは、あんに誘われてプリズムクラブに入る。あんに憧れ、どんどんプリズムショーに熱中してゆくわかな。そんなわかなは転校することになった。そして転校前日に行われる発表会ではあんがセンターを務める予定だったが、あんが足をくじき、カズキから代打をできないか打診される。わかなはこれを承諾。一層練習に打ち込むわかな。しかし、わかなが発表会当日に見たのはセンターで踊るあんの姿だった。わかなはショックを受けた。

昔話を終えたわかなは絶対許さない、と写真を破き捨てる。

その日のプリズムストーン。プリズムショーの担当があんの日なのにあんが来ない。わかなは転校することになってからエーデルローズに入ったときまでのことを思い出す。転校するのはさみしい、とべるは泣いてくれた。転校したくない、とわかなは両親に泣きながら懇願し、転校は取りやめに。転校しなくてよくなった、とべるに駆け寄る。わかなはエーデルローズをべると一緒に受ける。そして、おとはと出会う。

カズキからあんについて電話が入り、事の次第が説明される。小学校に来たわかなが見たのは写真を土砂降りの中探しているあんの姿だった。声をかけようとするが、カズキにそれを止められ、あの発表会の日について説明される。わかなは発表会の日に熱を出して欠席していた。そこであんがわかなの代わりにセンターに立っていたのだ。そう日誌に書いてあった、とカズキ。あんの期待にそえようと思うあまり、わかなが勘違いをしていたようだ。あんの真摯な態度、そして写真をずっと持っていたことへの感謝の言葉を聞き、わかなはあんのことを許す。しかし、次の瞬間、あんは熱を出して倒れる。その代わりにプリズムショーを披露するわかなはプリズムライブを成功させる。そして、わかなはエーデルローズに戻る。

所感

「わかなに良いショーをやってほしい」というのが「約束」だった。子供心には期待に応えようとする気持ちは大きかったようで、その分恨みも深かったわけだ。それもあんの態度と言葉に氷解された。良かった良かった。

今回はわかながプリズムライブを成功させた。楽器はマレット。ドラムスティックを操るあんに形態が似ているのは、あんに憧れていたことの暗喩だろう。かつ決めた技が、小学生時代に最初に出した「ハートフルスプラッシュ」というのが心憎い。

今回でエーデルローズはおとはとわかなの2人がプリズムライブを演技できるようなった。どちらも自分との戦いに打ち克った結果、可能になった。どうもエーデルローズのメンバーは困難にどう立ち向かうか、の象徴となっているらしい。わかなは言っていた。

一緒だからだよ、べるとおとはと一緒だからわくわくしてすっごく楽しいんだにゃ。

わかなにそんな気持ちを持たせてくれたべる。心の闇は先の2人よりも深そうだ。それをどう乗り越え、どんなプリズムライブを見せてくれるか、今から期待しておこう。