ダンボール戦機WARS 24話
「ダンボール戦機WARS」の第24話から。
ポルトンが全般的に可愛い回。
粗筋
セカンドワールドにぽつんと存在する仮想国ポルトン。拠点として重要でもなく資源もないが、小さすぎることが幸いして滅ぼされることもない。そんな状況に苛立っていたポルトンの一同。ある日、ポルトン所属のヒナコが敬愛する LBX プレイヤー郷田の悪口をキャサリン言っているのを、ヒナコ自身が耳にしてしまったことから2人は言い争いに。そして決着をセカンドワールドでつけることを約束する。しかし、約束が美都の耳に入り、第4小隊は出動禁止に。約束をすっぽかされたと思ったポルトンの面々はジェノックの侵攻をキャサリンに告げる。その上、ヒナコが昇降口でキャサリンを「卑怯者」と言っていたことでキャサリンはポルトンを迎え撃つことを決める。出動禁止のため、アラタを言いくるめ第1小隊の代わりにセカンドワールドに繰り出すユノを除く第4小隊。そこにたまたま侵攻してきたロシウス。2人は勝負の邪魔だと共にこれを迎撃し、見事倒すことに成功する。仕切りなおして勝負、というところでウォータイムが終了し、2人の因縁は晴れぬまま。加えて今回の一件に関係したジェノックの面々には始末書の山が待っているのだった。
所感
この作品にしては珍しく女の子がメインの今回。喧嘩の発端が好きな LBX プレイヤーについて、というのもいつもにない展開で新しい。
ポルトンは教官1名、プレイヤー3名だけというまさに弱小国。しかし、それはそれでたくましく生きていて何だか素晴らしい。食堂で3人おいしそうに食事をしている姿は微笑ましさの至りだ。今回はロシウスとの戦いこそあったが、コミカルな場面も多くほのぼの見られた。基本がバトルと心理戦の本作にあってはたまにはこんな話があっても良い。
最後に叫んでいたように、完全に巻き込まれただけのアラタ。恐らく、あとでハルキとサクヤに問い詰めも食らうことだろう。世知辛いものである。