アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

夜桜四重奏~ハナノウタ~ 3話

夜桜四重奏~ハナノウタ~」の第3話から。

男と男の友情回。

粗筋

秋名と恭輔が事務所で食事していると恭輔の妹、桃華がやって来た。秋名が食事を作るとの話に照れた桃華は力を出してしまい、事務所の中は滅茶苦茶に。そのことを恭輔にとがめられると、事務所を出て行ってしまう。後を追った秋名と恭輔が見たのは、出血した水奈と火奈を抱えた桃華の姿だった。交通事故に遭うところだった2人を身を挺して守ろうとした結果、またしても力が出てしまい、2人の体を砕いてしまったのだ。自分のしでかたことから力に嫌気が差し、泣き出す桃華を見て恭輔は秋名を責める。水奈と火奈が吸血鬼だったことが幸いして大事には至らなかったものの、秋名と恭輔の不仲は続いたまま。その原因は、秋名が「お役目」を継がなかったことだった。比泉家は代々妖怪を、それがいるべき次元へ戻す役割を担っていた。しかし、それはこの次元から見ると妖怪を消してしまう行為であるため、殺人として認識されているのだが、秋名がそれを継がなければ、妖怪は人間の次元に居続けることになり、結果として先のようなアクシデントが起きるという話であった。その頃、恭輔は桃華を家に送っていた。そこに秋名が登場。幼馴染の秋名と恭輔は互いの思いをぶつけ合いながらなぐり合った。そして、どうやら仲は戻ったようなのだった。

所感

秋名が桜新町でどういう役割なのかを説明すると共に、秋名と恭輔の絆を示した回だった。人々が敬遠する鬼の力を恐れず近づき、恭輔と仲間になった秋名。孤独になりがちだったであろう岸兄弟にとって、彼は不思議で、かつ頼もしい存在であっただろう。そして秋名は桜新町の住民を一人も失いたくないと言う。今までの伝統からは外れ、今回の桃華のようにトラブルも多いと思うが、秋名ならばやってくれるだろう。そんな気運が感じられる。