アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

境界の彼方 6話

「境界の彼方」の第6話から。

ドタバタコメディ回。

粗筋

未来の異界士業務停止処分が解けた。家賃を払うため、金になる妖夢を彩華に尋ねる未来。紹介されたのは果実型妖夢。50万円は下らない、という彩華の言葉に未来は俄然やる気を出す。しかし、その妖夢には問題が。それは、身の危険を感じるとものすごく臭い液体を大量に放ってくる、というものだった。液体のために中々討伐できない未来は、愛からその妖夢が人間の女性に弱いという情報を入手。美月の協力のもと、未来が囮となる作戦を決行するも失敗に終わり、そればかりか美月も臭い液体を浴びせられる始末。そこに博臣が新しい情報を持ち出す。それは、その妖夢の前で歌って踊ると妖夢が惹きつけられる、という性質。妖夢が止まった隙に倒せば良いらしい。未来、美月、秋人、博臣、最後に愛も加わっての特訓が始まった。そして一週間。満を持して妖夢の前で歌と踊りを披露する未来たち。一週間を思い出しながら自分たちのベストを尽くす。そして作戦は見事成功し、妖夢の動きは完全に停止。しかし、秋人は気付く。肝心の妖夢を倒す人間がいないことに。結果、またしても臭い液体を全員浴びることになり、妖夢討伐は失敗に終わった。

所感

重めの背景の本作にあって、メインストーリーに恐らくからまないコメディ回であった。いつもの秋人と博臣の性癖話から始まり、未来の高額な盆栽趣味、何故か出てくるガスマスク、秋人と博臣の性癖話その2(球体に閉じ込められた女の子)、そして見せ場のライブ、と、目的こそ妖夢退治だが、気を抜いて見られた。そして大変に笑った。なお、冒頭のシャワーシーンで未来がシャドー眼鏡拭きをしていたり、ヤキイモが踊っていたり、屋上で秋人が眼鏡キャラクタの所作について熱く語っていたり、未来が胸の大きさを気にしてブログにアップしようとして秋人に止められたり、博臣が愛に妹属性を見出したり、といつものネタも随所に出てくるのも見逃せない。

ライブシーンは京都アニメーションの本領発揮の格好よさが見られる。ダンスの細やかさ、切れの良さもさることながら、合間に出てくる特訓の回想がパーティームードなのが真剣さを台無しにしていて面白い。このとき、博臣がやたらノリノリなのが個人的にはツボだった。

それにしても妹大好き博臣が。妖夢の液体から放たれる美月の匂いに嘔吐するシーンがあるが、あの博臣をして吐かせる匂いとはどんなものなのか。考えるだけでも恐ろしい。

今回のハイライト

屋上で奮闘する未来たちを遠くから彩華が眺めているシーン

(アイスクリームをなめながら)えらいこっちゃなあ。

完全に他人事の言動が面白い。

今回のハイライト2

妖夢討伐隊がシング&ダンスするシーン。なんで妖夢を倒すアニメでアイドルみたいなことになっているのか、と笑いが止まらなかった。