アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

プリティーリズム・レインボーライブ 36話

プリティーリズム・レインボーライブ」の第36話から。

猫の親は猫だった回。

粗筋

ウィンター・ホワイト・セッションのペアが決定したハッピーレインとベルローズは、なるの提案で親睦を深めるために互いの家に泊まることに。

あんはわかなの家で引越を免れられないかとわかなに問う。しかし、幼少期にわがままを言ったから今回は転勤に付き合う、と返答。あんはべるやカヅキたちにも相談するが、わかなに直接働きかけるアドバイスは聞けない。後日、あんはわかなを呼び出し、ウィンター・ホワイト・セッションに向けてわかなと前段のショーを行うと発表。わかなは困惑するが、最後までわかなとショーをしたい、というあんに負け、練習を始める。ショー本番。客席にはわかなの両親が来ていた。終了後、母、ふたばは父、正にわかなのために転勤を辞退するように依願。正がこれを拒否すると、何とふたばが豹変。正を力ずくで説得し、わかなは引越しなくて済むことになった。

所感

メインの話こそわかなの引越問題の解決と家庭状況の打破だったが、わかなの母、ふたばの変貌ぶりがそれを圧倒して余りあるインパクトを与えてくれた。心情は、わかなが不在の時に

お願いします。わかなのプリズムショーを見てあげて下さい……。(中略)お友だちと、最後のショーなんです。お願いします……! お願いします!

と、涙を流しながら訴えかけていたところから、夫に対して借りてきた猫のように振る舞いながらも、心の中では元々わかなのプリズムショーを支持・応援していたのだろう。念願かなってわかなの父、正と揃ってわかなの演技を見た後、それでも無感動に転勤の意志を変えない正を殴ったのは、時間を経て積もり積もったその思いが爆発したからと見える。仏の顔も三度まで。堪忍袋の緒が切れたふたばは怖かった。その恐ろしさたるや、当の本人の正はもとより、わかなまで顔面蒼白にさせる迫力を持っていた。正に至っては恐怖のあまり、歯茎を露出させた状態になり、ふたばのことを「ふたばちゃん」と呼称していた。恐らく、いや十中八九森園家での権力相関図には大きな変更が加わり、違う意味での緊張感が走る家庭に生まれ変わったことは想像にかたくない。普段おとなしいキャラクタほどキレると怖い。コウジら他の男性陣においてはこのことを肝に銘じて女性陣と関わりを持つよう進言したいところだ。

いずれにしろ、これでめでたくあん・わかなペアの出場は守られた。作中でも良いコンビネーションが見られたことから、本番も期待できる。セッションが楽しみだ。

今回のハイライト

所感の部で書いてしまったが、ふたばの豹変ぶりが今回は一番熱かった。変化の証なのか、怒るとわかなのように語尾に「にゃ」がつくのもポイント。わかなよ、支援者は心強い。今後は安心してプリズムショーに励むが良い。

今回のハイライト2

今回はふたばの印象が大きいが、冒頭でべるがなるの衣装スケッチに白目をむいたり、いとがおとはにつられて「メルヘン♪」とやったりしていたことも忘れてはならない。べるは2回連続の変顔、いとはつられたとは言えどしっかりとした笑顔。両者とも各ユニットの冷静なキャラクタというポジションだが、4月の頃の冷たさはどこへやら。こちらも気付いてみればすごい変化である。