アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ダンボール戦機WARS 30話

「ダンボール戦機WARS」の第30話から。

セレディの 正体見たり テロリスト の回。

粗筋

ある晩、リクヤはゲンドウの執事、綾部に打撃を食らい気を失う。倒れているリクヤをアラタが発見。介抱され目を覚ましたリクヤは、自分の LBX が自室からなくなっていることに気付く。更に綾部まで姿を消していることが判明し、困惑するジェノックの一同。ここでアラタは、先般セレディが自分のことを「ワールドセイバー」の一員だと言っていたことを思い出し、皆に話す。すると、驚愕の表情を浮かべるアラタ以外の面々。アラタが聞くと、何とワールドセイバーとは世界的なテロリスト集団だと言う。エゼルダームの非行の数々に合点がいった、とムラクが分析する中、美都を通して学園長に相談を持ちかけることに。あくる日、学園長室で対応の協議中、スピーカーからセレディの声が響き始める。そして語られたのは、ロスト・エリアの中枢にある管理用コンピュータ「グランド・マスター」内部にある「アンダー・バランス」というチップには ERP 加盟国の全情報が収められていること、一部の支配者のために存在しているセカンドワールドを正すことが目的であること、そして美都の父がグランド・マスターを制御するためにグランド・マスター内部に幽閉されているということだった。ショックを受けて倒れてしまう美都。混乱する生徒たち。その中でセレディは宣戦布告し、エゼルダーム領へと戻って行った。信じるべきものを見失いアラタたちは意気消沈するが、ムラクがエゼルダームを放っては置けないと口火を切り、各仮想国で団結しエゼルダームと戦うことになった。

所感

ゼルダームやセレディの不穏さは今に始まったことではないが、まさかテロリストだったとは度肝を抜かれた。セレディたちがしようとしているのは、人民を自由にするという名目の世界征服に他ならない。相手は強大な力を持っている。アラタたちはいかに攻略していくのか。次回が待ち遠しい。

ワールドセイバーの動きも気になる。綾部はゲンドウ生誕以前からそのメンバーだったと言い、学園の運営側にも賛同者がいる模様。うかつには動けない。そう言えば、リクヤの父もうめき声と共に電話を切った。ただ事ではあるまい。真綿で首を絞めるように攻め込んできたエゼルダーム。本性が露わになった今、一刻の猶予もない状況にはらはらが止まらない。

本筋に関わらないところで気になったのは A パートのアラタだ。冒頭では煎餅をつい食い過ぎた、と漏らし、リクヤ殴打事件の夜は水を飲み過ぎた、と起きてくる。何も発生していないときの話とは言え、大物と言えば大物のこの言動。頼むぞ、本当に。

なお、エゼルダーム討伐にはエゼルダーム以外の仮想国が協同して当たる、とのことだったが、ポルトンは加われるだろうか。少し気になる。