アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ハマトラ 2話

「ハマトラ」の第2話から。

またしても複数事件が絡む回。

粗筋

ハマトラ探偵事務所に依頼が来た。依頼人は高校生の男女、セオとレイ。美術の北沢という教師を探してほしいと言う。北沢は3日前から行方をくらませており、性格から考えて無断欠勤するとは思えないらしい。早速高校に潜入捜査を開始したナイスとムラサキ。学校の裏サイトがあることを知ったムラサキは早速アクセス方法をつかみ、サイト内の情報からセオが1か月前までいじめに遭っていたことを知る。北側の助けがありいじめから解放された、と、セオ。

そこにアートから事件の一報が入る。ナイスとムラサキが現場に駆けつけると、そこにあったのは北沢の変死体。アートの話では、北沢はミニマムホルダーで、更に今回と同様に脳を抜き取られてミニマムホルダーが殺害される事件が連続して起きていると言う。

ナイスは情報屋に赴く。入手したのは数枚の写真。それはセオがいじめられている最中を写していた。北沢はそれをもとにいじめの犯人を告発し、犯人たちは全員退学となったらしい。次に向かったのは北沢宅。アートの協力で北沢の部屋を調べたところ、セオのいじめを提案する書き込みを裏サイトで行っていた痕跡を発見。セオのいじめの主犯は北沢だったのだ。北沢は、いじめの実行犯が書き込んだ様子を元に、自らが持つ「写実のミニマム」によっていじめの様子を絵に起こし、それをインターネット上にアップロードすることで、犯人たちを退学に追い込み、自分の成果にしようとしていたのだ。この事実に衝撃を受けるセオ。それでも何とか気を取り直し、レイを誘って夜の学校に行く。すると、そこには時限爆弾が。そして響き渡る音声。その主はいじめの実行犯の一人、児島。彼はいじめの一件が原因で退学になったことを逆恨みし、爆弾で事件を起こしてたのだ。そこに、いじめの現場が最近起きている爆弾魔の現場と一致していることを発見したナイスとムラサキが登場。すんでのところで爆弾を無害な範囲まで飛ばし、児島を確保する。そして、セオは北沢の遺体が安置されている祭壇にバットを振るい、決別を図ったのだった。

所感

2話目も濃い内容だった。マッチポンプで甘い汁を吸おうとしていた北沢。セオがそのことを知ったときの心情は、嘔吐してしまうほどだ。想像に余りある。ただナイスが見定めていた通り、セオは弱い人間ではなかった。自分を被害者にしてのうのうと暮らしていた北沢に物理的な破壊をもって決別する。中々できることではない。見た目は狂人のように映るため、今度はレイが心配なところだが、ここまで行動できたセオだ。支えになってくれるだろう。

一方、話の本筋がえぐそうだ。後天的なミニマムホルダーが誕生するためには、ミニマムホルダーの脳髄が必要であるという事実。今回のミニマムホルダー猟奇連続殺人事件。そして、話の最後に映った、大量の脳を観賞する男。確実にメインとして絡んできそうだが、まだナイスたちとの接触はほとんどない。やきもきするが、今は待つことにしよう。