ゴールデンタイム 16話
「ゴールデンタイム」の第16話から。
シリアスから一転する回。
粗筋
香子が居眠り運転をする中、万里はブレーキを踏み、大事には至らずに済んだ。しかし、香子は自責の念に駆られ、自室に引きこもってしまう。皆が心配する中、万里は単独で加賀家へ向かう。合わせる顔がない、と香子。それでも万里と香子が互いに言いたいことを言っているうちに、香子は落ち着きを取り戻した。
所感
後半に至るまではらはらし通しだった。香子が落ち込むのは比較的よくあることだが、今回は事故、それも軽傷とは言え千波に怪我を負わせてしまい、塞ぎこみ振りもひどいものだった。それでも万里との言い争いを通して復活を遂げ、ほっとさせられた。
と、ここからの展開が大変に混沌としていて面白い。突然香子の部屋に香子の父親が入ってきて、ラーメンを食べよう、と言い出すのだ。良い意味での空気の読まなさに笑った。また、香子もいつものコミカルさを取り戻す。恥ずかしさのあまりベッドの上でのた打ち回ることでそれが表現されている。B パートでの急転直下の展開に完全に安心した。事態が重かった分、この位とんだ演出だと暗さが一掃されて清々しさすら感じられる。