アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

銀の匙 Silver Spoon(第2期) 12話

銀の匙 Silver Spoon(第2期)」の第12話から。

最終回。

粗筋

実家に戻った八軒が兄のノートを持ち帰ろうとすると、両親に遭遇。食事をしてからエゾノーに戻ることに。その場で父から、「失敗」した八軒が勉強を教えることについて疑問を投げかけられる。これに怒った八軒は父に言い返し、家を出る。エゾノーに戻った八軒は、多摩子に指摘され、アキに勉強を教えていることに父への反発心が混じっていることに気付く。そのことをアキに謝ると、アキからは実害もないし気にしていないから問題との返答を得、胸をなで下ろす。その夕方、八軒の母がエゾノーを訪れる。八軒がエゾノーで何をしているかを知るためだと言う。八軒の奮闘ぶりを見て取る母。そして、その夜、食材を持ち寄っての食事会にも母は参加し、遅くなって八軒と離しながら共に帰途につく。

エゾノーに春がやって来ようとしていた。

所感

最終話にして、八軒の成長が最もうかがえるシーンが出てきた。父に言い返す、という場面だ。これには母も感じ入るものがあったらしく、エゾノーからの帰り道で八軒とそのことに触れている。エゾノーで色々な人や色々なものに触れて成長した八軒。アニメーションはここで幕引きだが、まだまだ成長の余地を感じられる終わり方だった。できれば続編を見てみたい。

総感

高校生が農業に奮闘する様子を描いた青春ものの第2期。主人公の八軒を始め、内なる熱いものを秘めたキャラクタが魅力。絵こそデフォルメされているが、内容、特に農業を描いている場面は実に写実的だ。その面が活かされているのが食物。作中で扱われる食物の多くが原料から調達され、加工される。食について考える良いきっかけにもなる作品だ。涙あり笑いありの青春活劇を見たいときに持って来いの一作。