アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

SHIROBAKO 3話

「SHIROBAKO」の第3話から。

トラブルの後、あおいの苦労が報われた回。

粗筋

あおいが担当する「えくそだすっ!」第4話のリテイク作業はトラブルを挟みつつ、それでも着々と進んでゆく。あとは外部スタジオに発注した原画だけ、というところで原画をアップロードする FTP サーバに不具合が。茫然自失のあおいに先輩制作進行の矢野エリカが活を入れる。あおいが担当している他の仕事は総務の興津由佳らの協力の元分担され、遅れていた原画も何とか到着し、第4話は無事納品に向かったのだった。

所感

今回も今回とてトラブル続きで見ていてハラハラしたが、完パケした旨を制作デスクの本田があおいに伝えたシーンにはほっとさせられた。トラブルの渦中にいたあおいをエリカがサポートする様子では、エリカの頼もしさが感じられ、同時にあおいを応援したくなった。

また、トラブルの引き金(?)となったリテイクのシーンで幕を閉じるというのが大変に心憎く、にやりとしてしまった。リテイクとなった元のシーンは演技と絵が合っていないように感じられたが、それも含めてストーリーだったのだと気付かされ、はっとした。アニメーションが作られてゆく様をつぶさに見られ、その成果である作品を今見ているのだなあ、としみじみ思った。

今回のハイライト

一息ついたついでにうたたねしてしまったあおいの側で人形のミムジーとロロが会話するシーン。

ミムジー「リテイクってやり直しでしょ? やり直しばっかり!」

ロロ「仕方ないよ、ミムジー。そりゃ一気に完璧なものが作れたらそれがベストだけど、中々そうはいかないんだよ」

ミムジー「おんなじカット、何べんも何べんもやり直してさ! 一発で決めろよ!」

ロロ「トライアンドエラーの繰り返しで、少しずつ完成させていくしかないんだよ。原始的に見えるけど、描かないと分からないことだってあるんだから」

ミムジー「変な仕事! 変な人たち!」

アニメの仕事の作品でありながら、それを「変な仕事」と言ってしまっているところが涙を誘った。

今回のハイライト2

第4話が完パケしたことを本田があおいに伝えるシーン。

監督、V編でさ、泣いてたって。あるぴんのカット。

あおいの苦労が報われたように感じられ、涙腺を刺激した。