アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

selector spread WIXOSS 8話

「selector spread WIXOSS」の第8話から。

セレクター誕生秘話の回。

粗筋

苦しみだしたイオナは繭について語り始める。

繭は病弱な少女。自室の中で過ごすうちに、一人遊びの過程で「クロ」と「シロ」という遊び相手を作り、「彼女たち」を相手にカードゲームに興じるようになる。次第にその「遊び」は繭の願いの元で実際の世界の人間とその願いを巻き込んだものとなってゆく。繭の願いは「願いを持つことを許された人間たちへの復讐」。そのなれの果てこそが WIXOSS だったのだ。

「クロ」の後身であるイオナと「シロ」の後身であるタマが繭にるう子たちのような友人の存在を教えればバトルを終わらせられるかも知れない、というタマの発言からウリスを倒してタマを奪還する気持ちが高まってくるるう子たち。一方、自分の欲望のためにタマを利用したいウリスはタマの中に侵入し、強制的にグロウさせてしまう。グロウしたタマはイオナに一閃。場がクローズする。悲しみに暮れるるう子たちをしり目にウリスと晶はその場を後にする。そして自我を失っていた晶はウリスを刺し、どこかに去ってゆくのだった。

所感

セレクター」(選択者)という名称に違和感があったのだが、今回でそのもやもやが晴れた。選択肢を与えられなかった少女、繭が自分への対比として作り出した羨望の対象「何かを選択する自由のある者」がそれだったのだ。そしてセレクターたちに争わせ、絶望させることで自分の願いを叶えようとしている。これに対してるう子たちも打開策を見つけたようだが、それの要、タマを持っているのがよりによってもウリス。しかもそのウリスは晶に刺されてしまった。ずっと様子のおかしかった晶が遂に動き、いよいよ情勢は混迷してきた。次は誰がどう動くか、気になるところだ。