アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

アイカツ! 115話

アイカツ!」の第115話から。

中学生女子にはきつそうな回。

粗筋

珠璃は年始を大空家で過ごし、1月2日に催されるライブに臨んだのだった。

所感

副題に「ほっこり」とある通り、珠璃が大空家の面々と正月をにこやかに過ごす回だった。その中でもあかりの父で地質学者、学のキャラクタが面白い。何でも土に結び付けた話題に変換し、それを嬉々として語り出すのだ。劇中では、中学生の女の子たるあかりが父の言動を恥ずかしがっているシーンがある。年頃の娘としては至極真っ当な反応だ。それでも決して父を毛嫌いしている訳ではないところが「アイカツ!」らしい。それどころか「アイカツ格言」のコーナーでは

たまにはデートしてあげようかな。

と、父に対して柔和な姿勢が出てくる。学よ、娘に悲観せずとも良い、と慰めをしたくなったが、あの学のことだ。マイペースに地質の話を朗々としていることだろうから、そもそも心配は要らないのかも知れない。

今回の核にあるものは恐らく親子のつながりだろう。あかりと両親然り、ラストシーンの紅林家の写真然り。特に大空家に関しては、あかりの粘り強い性格が学からもたらされたような描写が出てくる。これも一つの SHINING LINE だろう。そういった意味では実に「アイカツ!」らしい回だったと言えそうだ。