アイカツ! 116話
「アイカツ!」の第116話から。
あかりの素朴なサインがレアになった回。
粗筋
新学期を迎え、あかりは今年の目標を立てるにあたって自分の得意なことを考えるがピンと来ない。悩んでいるところにいちごが現れ、自分の気持ちを信じれば良い、とあかりに助言。翌日、あかりは自分の直感のままに天気キャスターのオーディションに応募する。天気レポートの練習をしたり、台風中継のシミュレーションをしたり、実際の天気キャスターに話を聞いたりして、オーディションの日を迎える。そして、あかりは、アイドルとして自分がしたいことが天気キャスターでもできるという思いを伝え、見事合格を掴み取るのだった。
所感
物語の大筋が動いた回だった。あかりが天気キャスターオーディションを通じてアイドルとしてのキャリアを一歩進めたのだ。オーディションの時にあかりが言ったセリフがあかりの気持ちを如実に示している。
楽しいときはもっと楽しく、悲しかったり淋しかったりするときには、その気持ちを少しでも和らげたり、ちょっとでも前向きになれるきっかけになったり。そんな風にいられたら良いなって思います。だからその気持ちで、毎朝お天気を伝えて、見てくれる人に少しでも元気になってもらえたらなって思います。
「大スター宮いちごまつり」のコンセプト、「素敵な明日を迎えられる」に通ずるものがある。あかりが一歩を踏み出したところで、次回はスミレが歌に力を入れるらしい。メインキャラクタがどのような志を持つか。1月から楽しみになる展開である。
そのいちごとあかりが夜のスターライト学園の園庭で話すシーンがでてきた。かつていちごが美月と色々な話をした場所だ。いちごとあかりが、美月といちごに重なるそこはきっとそういう場所なのだ。
なお、今回は体当たりものが見られた。台風中継のシミュレーションをしているシーンだ。かつて第33話で美月のオーディションで使用され、ユリカを吹き飛ばした家屋サイズの扇風機が再登場したのだ。そこにスミレがノリノリで水をまき、まさに状況は台風そのもの。良い話にちょっとしたカオスが混じるこの感じ。「アイカツ!」である。