アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

Go! プリンセスプリキュア 6話

「Go! プリンセスプリキュア」の第6話から。

当面の行動目標が提示された回。

粗筋

アロマが「プリンセスレッスンパッド」を取り出す。それは、強く優しく美しいプリンセス「グランプリンセス」になるためのレッスンを受けるために必要なアイテムなのだという。早速レッスンの講師、ミス・シャムールを呼び出し、レッスンを受ける。レッスンが終わるとパッドが光り始め、カナタの立体映像が浮かび上がる。そしてカナタは告げる。世界に散らばった12個のドレスアップキーを探し出し、ホープキングダムの民の夢が閉じ込められた絶望の扉を破ってほしい、と。ドレスアップキーの力を解放するための存在たるグランプリンセスになってほしい、と。そして、はるかたちは丁度そのタイミングで現れた敵の刺客、ロックとゼツボーグを倒すと、グランプリンセスになるべく決意を固めるのだった。

所感

ようやく主人公が3人揃ったところでドレスアップキーが12個もあることが分かった。しばらくはこれを回収するのが行動の指針だろう。敵の三銃士も揃い、これからが本番と言ったところ。展開を楽しみにしたい。

今回はストーリーの進展だけではなく、はるかの思いの方向性がはっきりした回でもあった。アバンからみなみときららの間の「誰か」と言われ、ミス・シャムールからは「つぼみ」、敵のロックからも地味と指摘されてしまったはるか。しかし、それがかえってはるかの意識を刺激する形となり、更にグランプリンセスになれるかどうか不安がっているはるかに対してカナタが送ったメッセージ

(グランプリンセスに)なれるさ。あの日、僕はドレスアップキーに導かれ、君に出会った。ディスダークが現れるはるか以前に、何故そのキーだけが世界を越え、君の元へ飛んだのか、それは僕にも分からない。ただ、これだけは分かった。ドレスアップキーが君を選んだんだ。君が、あの日と変わらない君でいてくれて嬉しかった。夢を、大切に育て続けていてくれて、ありがとう。

が加わることで、グランプリンセスになろうとする決意が形成された。確かに、「強く優しく美しく」への道のりは遠そうだが、みなみときららもはるかがプリンセスになることに肯定的で協力的だからあながち不可能でもなさそうに思える。はるかがいかにプリンセスになってゆくか、それもこの作品の見所となりそうだ。

また、今回3人としては初めての変身が行われた。コスチュームのスカートをつまんでお辞儀する場面では、背景で3人の象徴たる花弁、水泡、星が交じって舞い上がる。元々相当綺麗なシーンだが、ゴージャスさが増し、一層華やかになっている。