アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

Go! プリンセスプリキュア 8話

「Go! プリンセスプリキュア」の第8話から。

はるかの人望の厚さが窺い知れる回。

粗筋

ノーブル学園で毎年開催される晩餐会「ノーブルパーティー」に向けて、はるかは自分の着るドレスを作ろうと意気込む。ミス・シャムールの助けを借りつつドレス作成に励むが、その結果、学業が疎かになってしまう。それをみなみに指摘され、はるかは落ち込むが、きららの励ましを受けて一念発起し、ドレス作成と勉学を両立させることを決意する。それからというもの、はるかは両立のために懸命に努力し、あと少しでドレス完成、というところまで漕ぎ着ける。しかし、ちょっとした事故でドレスの一部が汚れ、手直しを余儀なくされる。時間の猶予がないことを心配したきららは手伝いを買って出るが、はるかは自分ひとりで完成させたいから、とその申し出を断る。きららがその状況をみなみに相談しに行くと、折悪くゼツボーグが現れ、みなみときららはその対処に向かう。ドレス制作に忙しいはるかには知らせないように、と戦っていると、はるかが登場し、戦闘に参加。はるかが戦闘の中でみなみときららへの謝辞を述べると、みなみときららはそれに呼応するようにはるかの支援に回り、無事ゼツボーグを倒すことに成功。その後、はるかのドレスも無事仕上がり、一件落着を見るのだった。

所感

今回はみなみがはるかに寄せる全幅の信頼が熱かった。時間がない中のドレス制作にも拘わらず、手伝おうとはおくびにも出さなかったのが「凄い」の一言に尽きる。まるで子供を信じて待つ親のようである。

そんなみなみの態度に鼓舞されるように、一方のきららもはるかを見守るスタンスに転じ、最後にははるかからこんな感謝の言葉を送られている。

私のこと、すごく心配してくれて、応援してくれて、それで、こんなに喜んでくれてる!

もっともこれはきららにとって予想外だったらしく、とどめにはるかに同調したみなみの言葉を受けて照れた表情を見せる場面もあった。きららにとってのはるかは、第5話できらら自身が述べていた通り「こっちの調子がおかしくなっちゃう」作用を持つ人間なのだろう。気丈で勢いのある平素とは違うきららの一面が見られて微笑ましい回でもあった。