アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ハロー!! きんいろモザイク 3話

「ハロー!! きんいろモザイク」の第3話から。

猪熊家の双子と綾が通じ合う回。

粗筋

エイプリルフールの話を聞いた陽子がため息をつく。その理由は陽子の弟、空太(こうた)と妹、美月(みつき)が最近よく嘘をつくため。そこに空太と美月が現れ、陽子を好きではないと口にする。その様子を見た綾は2人が嘘をついており、陽子への好意を素直に表現できていないだけだと気付き、2人を諭す。2人に嫌われたと肩を落とす陽子に2人は好意を表現し、陽子の機嫌も直る。綾は自分の言動を振り返り、自分も陽子への好意を伝えようとするがうまくいかない。そんなある日、空太と美月から「陽子が結婚した」との話を聞いた綾が猪熊家へ赴くと、それは2人の作り話だったということを知らされる。そして、話が嘘で良かったと陽子に告げ、綾は自分の気持ちに素直になれたのだった。

所感

きんいろモザイク」の素直でないキャラクタの筆頭、綾が自分の気持ちを陽子に伝えるまでが描かれた。そのきっかけとなったのが空太と美月による嘘。素直でないことを換言すれば嘘つき、とは劇中の借用であるが、そんな「嘘つき」の綾が嘘をきっかけにして素直になるというのが面白い。また、自分の気持ちを表現するシーンでも、陽子を褒めるのではなく、陽子が結婚したという話に対して「嘘なら、良かったわ」と安堵の表情を浮かべることで陽子に気付きを与えるという婉曲的な方法を用いたのも綾らしい。「きんいろモザイク」の爽やかな面を堪能できる回であった。