アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

響け! ユーフォニアム 2話

「響け! ユーフォニアム」の第2話から。

ユーフォニアムからは逃れられなかった回。

粗筋

吹奏楽部の新入生がどの楽器を担当するかの振り分けが行われ、葉月はチューバ、緑輝はコントラバスを担当することに。久美子はトロンボーンを希望するが、旧知の先輩、斎藤葵によりユーフォニアム経験者であることが低音パートのリーダー兼副部長、田中あすかに知られてしまい、久美子はユーフォニアムを担当することになってしまう。

後日、新しく吹奏楽部顧問になった教師、滝昇が着任し、部の目標として「全国大会出場」が設定される。そして、いよいよ部の活動が始まるのだった。

所感

今回はストーリーとしては部活動が開始される基盤が固まるところまでが描かれたが、その傍では様々な人間模様が見え隠れしている。全国大会を「目指さない」ことを表明した葵の言動には憂いが見え、久美子と麗奈の間の不和も明示的には解消されていない。また、滝は前回登場した際に久美子が所属していた中学校の大会音源を聞いていたが、今回の目標の決め方も含めて、滝には何かしら思うところがあるように思える。一方でコントラバスに燃える緑輝、チューバに運命を感じて瞳を輝かせる葉月、コミカルな言動のあすかなど、久美子を取り巻く人間はどこか楽しげ。それら、陰と陽がどのように作品を形作ってゆくか見ものだ。