乱歩奇譚 Game of Laplace 5話
「乱歩奇譚 Game of Laplace」の第5話から。
カガミの過去の回。
粗筋
カガミは自分が二十面相になるまでを話し始める。
両親を失い、妹のトキコと暮らしていたカガミは、人を守る警察官という職業に誇りを持っていた。しかし、ある日、カガミが捕えた犯人が不起訴になり、同様の案件が繰り返される中でアケチは憤りを募らせるようになっていった。そして、その日は来た。不起訴の後措置入院していた犯人が脱走し、トキコを手にかけたのだ。悲しみと怒りに暮れたカガミは、法の限界を感じ、二十面相になることを決意した。
カガミはそう語り、取調室から連行されてゆくのだった。
所感
カガミが憎しみを抱く様子が一話の中に凝縮されていた。カガミの性格、職業上の違和感、最愛の妹の死。特にトキコの死体は大変えぐい見た目で、とてもやるせない気分になった。