アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

Go! プリンセスプリキュア 36話

「Go! プリンセスプリキュア」の第36話から。

みなみ、揺れる回。

粗筋

海藤グループが主催するパーティーに出席するため、みなみたちは海藤グループ所有のプライベートビーチへやってくる。みなみが、みなみの旧友でイルカのティナに会いに行くと、ティナの側には女性の姿が。彼女の名前は北風あすか。海獣医だと言う。はるかのたっての頼みであすかの仕事に同行させてもらうことにしたみなみたちは、あすかの仕事の現場である水族館を堪能する。あすかの仕事が終わり、あすかと別れたみなみたちはパーティーに出席。するとそこにはあすかの姿が。なんとあすかは世界的な海洋学者でもあり、みなみの両親から海藤グループに入らないかと誘いを受けていたのだ。もっともあすかの返事はNo。自由に研究をしたい、というのがその理由だ。あすかの姿勢にみなみは衝撃を受ける。その直後、あすかが甲板に出ると、そこにストップとフリーズが現れ、あすかを絶望の檻に閉じ込めてしまう。ゼツボーグの出現を知ったみなみたちはプリキュアに変身し、これを退ける。そしてパーティーの後、みなみはあすかから研究者として同行を打診されつつ、みなみの夢――海藤グループで父や兄のように人の役に立つ仕事がしたい――を素敵だと表現され、心揺れるのだった。

所感

今回は「夢」についてのみなみの気持ちが表現された。海藤グループの一員として働く、という子供の頃からの夢は確固として持ちつつも、あすかのように自由に海を知るという仕事の姿勢には惹かれるものがあったようだ。それは最後のシーン、みなみとあすかが別れた後、みなみが絶妙な表情で振り返る場面に現れている。海洋研究者に向いている、と自分の思ってもみない才能を認めたあすかの言葉だからだろうか、それとも立場、姿勢の違いからだろうか。いずれにしろ、みなみの心に波紋が立ったことは間違いない。みなみはこれにどう向き合い、答えを出すのか。作中で描かれなくても気になるところである。