アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 2話

「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の第2話から。

櫻子の過去が垣間見える回。

粗筋

深夜、正太郎がコンビニへ行くと幼い少女が一人でいるのを見かけ、警察に彼女を連れてゆく。しかし、身元が分かるものを一切持っておらず、警察が困っているのを見た正太郎は少女を櫻子の元へ連れてゆく。櫻子は少女の腕に剥離骨折の痕跡を発見し、それを治療した病院を探すよう警察に指示。警察は該当する病院を探し当てるが、登録されている氏名や住所が偽の情報であったため、捜査は振り出しに戻る。正太郎と櫻子が頭を抱えているところに正太郎と同じ学校に通う鴻上百合子が通りかかる。百合子は少女のことを知っており、そこから少女の身元が判明する。早速少女の自宅へ一同が赴くと、そこには少女の母親の死体が。そのおかしな格好を見た櫻子は地下の食糧庫に乳児を発見する。そこに犯人が現れ、暴れ回るが、正太郎が犯人を取り押さえ、事件は幕を閉じる。そして、櫻子は、母親が乳児にミルクを与えているときに犯人に襲われ、少女を逃がし、そのまま犯人に襲われ絶命した、と推理するのだった。

所感

櫻子が、幼い子供に対して何かしらの別れを経験し、それに対して複雑な想いを抱いていることが分かった。それは櫻子が、寝不足で不機嫌にもかかわらず少女を受け入れ、乳児が熱中症を起こしているのを見るや、

目を覚ましたまえ。君は逝くには早すぎる!

と応急処置を始め、極め付きには犯人を取り押さえようとする正太郎に対して「ソウタロウ!」と回想交じりに叫んだ後

馬鹿者! 死ぬ気か少年! 二度と! 二度とあんな真似はするな。

と続けたことからうかがえる。第1話で正太郎が

人間が好きじゃない。と言うか人間関係というもの自体に興味がない。

と説明し、実際にそのように見えた櫻子とは随分異なる印象だ。早くも意外な面が見えたことに驚いたが、櫻子の過去に何があったのだろうか。気になるところだ。

一方、今回の犯人はうわ言のように

チョウチョがないと俺がヤバいんだって。あの人に、あの人に届けないと。

言っていた。チョウチョと言うと、前回櫻子が触れていた「蝶形骨」が連想される。何か関連があるのだろうか。