アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

蒼の彼方のフォーリズム 7話

「蒼の彼方のフォーリズム」の第7話から。

みさき、暗中模索の回。

粗筋

フライングサーカス地区大会決勝戦。カードは海凌(かいりょう)学園の乾沙希(いぬいさき) vs. 一成。一成はスピーダーの沙希を肉弾戦に持ち込もうとするが、沙希の動きに翻弄され、試合を支配されてしまう。結果沙希が勝利を収める。

地区大会後、明日香たちフライングサーカス部員たちは夏休みを満喫する。ただ一人みさきを除いては。みさきは地区大会以来部員の誰とも会わず家で過ごす。夏休み最終日。買い物に出かけたみさきは偶然に一成と出会い、ぼろ負けした一成が、それでもなおフライングサーカスに心を砕く様子を目の当たりにする。そして、夏休み明けの初日。窓果が取り乱した様子で部室にやって来る。窓果のその手に握られていらのは、みさきの退部届だった。

所感

第5話で一成に負け、第6話でその一成が本気を出していないことが分かり、更に今回勝利することを確信していた一成を沙希が下す一部始終を見ていたみさきはショックを受け続けていた。そんなみさきにとどめを刺したのは明日香とのやり取りだ。その場面は地区大会後のシーンで見ることができる。

みさき「真藤さん……。そんな……」

明日香「すごいです!」

みさき「明日香……!」

明日香「すごいですね!」

みさき「……え?」

明日香「これもフライングサーカスなんですね」

みさき(あれを見て、なんでそんな顔ができるの? 私には、分かんない……)

一成が負けた、というそのこと自体にショックを受けていたみさきには、ショックを受けるどころかそこに喜びを見出す明日香の心情は想像すらできなかった。恐らくこのときみさきは明日香を不気味にすら思っていたことだろう。みさきの心情は分かりやすく、同時に想像して余りある。そんなみさきはしまいには部をやめてしまい、次回には飛ぶことすら諦めてしまう様子。部員の動揺は今回のラストシーンから十分伝わって来た。みさきの退部をあっさり認めることはないだろう。彼らがみさきのために何をするのか、期待したい。