迷家 1話
「迷家」の第1話から。
不穏な初回。
粗筋
ハンドルネーム「光宗」は「人生やり直しツアー」に参加。ツアーの主旨は、世に存在を知られながらも所在が知れない「納鳴村」(ななきむら)で人生をやり直すこと。レクリエーションやトラブルがありつつ、ツアー参加者たちを乗せたバスは、納鳴村へと辿り着くのだった。
所感
始めからただならぬ雰囲気が漂う。人生に嫌気が差した参加者、ツアー主旨、それらにそぐわぬ楽し気な車内。「スピードスター」のセリフにもあった
自意識過剰なメンヘラたちの友達探し
が的を射ている団体だ。それは、閉塞感に覆われ脱出を欲し、一方で他者とのつながりを求める現代社会への言及にも思える。光宗たちは村で何を見るだろう。心がざわつく。