アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

Lostorage incited WIXOSS 1話

「Lostorage incited WIXOSS」の第1話から。

有無を言わさず戦いに巻き込まれる初回。

粗筋

穂村すず子は北海道からかつて住んでいた地域の高校に編入してきた高校2年生。親は仕事で殆ど家におらず、学校にも馴染めない。そんなとき、同級生同士のプレイを見たことがきっかけでカードゲーム「WIXOSS」を始める。すず子が、買ってきた WIXOSS の箱を開けて説明書を読んでいると、カードに描かれた「ルリグ」が突然動き始める。すると、次の瞬間、ルリグと共に謎の空間へすず子はいざなわれ、言われるままルリグに「リル」と名を付けると、選ばれし「セレクター」として WIXOSS で戦う「セレクターバトル」に参加するよう、リルに言い渡される。バトルに負けると5枚ある記憶のシンボル「コイン」の色が1枚金から黒に変化、勝てば黒から金に変化し、5枚全てが黒になるとすず子は消えてしまい、全て金になればバトルから解放される。そう聞いたすず子はバトルから逃げる。しかし、他のセレクターにバトルを申し込まれ、記憶を失いたくない一心でこの勝負に勝つのだった。

所感

WIXOSS の TV アニメーション作品3作目初回。前々作、前作とは、監督やキャラクターデザインなど大部分のスタッフが入れ替わり、キャラクタも新規となっているものの、初回からセレクターとルリグが紡ぐ物語は悲壮さを呈しており、作品のテイストは大きく変わっていないように感じられた。

その雰囲気の中、前シリーズと異なる部分もある。セレクターバトルのルールだ。WIXOSS で勝敗を決するところは同じだが、行き着くところがバトルからの解放か自らの喪失となっているのだ。前シリーズでは願いが叶うという「褒美」があったが、一方的に巻き込まれ、良いことは何もないように見える今回のセレクターバトル。これではすず子が逃げたくなるのも当然だ。とは言えど、時間は待ってくれない。すず子がいかにしてこの理不尽な遊戯から抜け出すか。固唾を呑んで見守りたい。