アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ガーリッシュ ナンバー 5話

「ガーリッシュ ナンバー」の第5話から。

仕事と暗雲の回。

粗筋

クースレは肝心のアニメの出来が芳しくなく、世間の目も冷ややかなもの。そんな中、最終話のアフレコ収録が終わり、千歳に次に課せられた仕事はイベントでの特典お渡し会。その模様はウェブで配信されることになり、その手の評判が良い千歳は一段と張り切る。お渡し会後、千歳は浮かれて配信での反応を確認するが、そこには千歳への酷評が。千歳はすっかりへそを曲げてしまうのだった。

所感

クースレ周りの雲行きが怪しくなってきた。アニメの制作状況が良くなかったために監督は家に帰れず、アニメ自体の出来も悪かったために原作者はアニメ化はなかったことと認識され、プロデュース陣も赤字の説明に苦慮していた。あまつさえ、楽観的な千歳まで悪評にさらされたために涙を流す。プロデューサの九頭(くず)は秘策あり、と言っていたが、功を奏するだろうか。ハラハラする。

一方で苦しい状況だからこその面も見えた。それは、各所で聞かれた「仕事」というワードから見える、言ってみれば「プロ根性」である。具体的には、悟浄の言葉を借りれば

仕事なんだから最後まで責任を持て。

となるだろう。芳しくないスケジュールのために仕事をし、赤字のために身を切りような説明を余儀なくされる。それでも仕事だからやり切る、というところに責任が見える。ブラックなところと隣り合う話題ではあるが、千歳にはほんの少しでもこの意識が芽生えてくれることを願いたい。頑張れ、悟浄。

なお、今回の副題「ちょけった千歳とぼこぼこ評価」の「ちょけった」とは、関西を中心に使用される方言で「ふざけた」の意。