アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

バーナード嬢曰く。 6話

バーナード嬢曰く。」の第6話から。

柔和なしおりの回。

粗筋

さわ子としおりはカフェで雨宿りしながら、本の話をしたり本を読んだりするのだった。

所感

さわ子に対するしおりの表情が優しくなっていたのが印象的だった。それは、さわ子がしおりから奪った本を読んでいたシーンでのこと。さわ子は本の上で居眠りをしてしまい、しおりは本に癖がつくのを心配するが、さわ子の寝顔を見てそっとしておくことに決める。前までのしおりならば何が何でもさわ子をどかしていただろう。しかし、さわ子の自由さと安らかな寝顔の前に諦めた。気心が知れてきた証拠のように思える。笑顔にこそならなかったが、しおりの所作からは嬉しさが伝わってくる。雨のアンニュイな風景に、しおりの素直でない気持ちがマッチしていた回であった。