ガーリッシュ ナンバー 10話
「ガーリッシュ ナンバー」の第10話から。
ダウナー千歳の回。
粗筋
千歳は自身が所属する事務所主催のイベントに出演する。本番の直前、何やらサプライズがあることを耳にした千歳は、誕生日が近い自分が祝われると考える。しかし、実際は、七海の CD デビューお披露目、という内容に意気消沈する。最近八重たちとも仕事の面で溝をあけられることが多くなり、憂鬱な千歳は一人街を歩き、空を見上げるのだった。
所感
根拠のない自身が千歳の持ち味、とは以前書いたところだが、今回はそれが見事になくなり、千歳に沈んだ表情が多かったのが印象的であり衝撃的だった。これまでマイペースすぎるほどにマイペースにやってきた千歳。しかし、やる気のないところはそのまま千歳の居場所の喪失につながろうとしていた。
私、何なんだろう。
イベント会場からの帰り道に千歳が残した言葉に込められているのは、何かになれたのに気付けば何者でもなくなっていた自分への戸惑いだろうか。Cパートでは悟浄が声優をやめた理由を千歳が気にしていた。それが何かしら展開に関わるのだろうか。ここに来てカラーの変わり出した本作。何が待っているのか。ハラハラする。