アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

キラキラ☆プリキュア アラモード 5話

「キラキラ☆プリキュア アラモード」の第5話から。

実は熱い4人目の回。

粗筋

いちかたちはひょんなことから同じ町に住む才色兼備な高校2年生、琴爪ゆかりとマカロンを作るが、中々美味しくできない。そんな中キラキラルを狙う怪物が現れ、いちかたちは変身して応戦。それを見たゆかりもプリキュアに変身する力を得、「キュアマカロン」として戦いに参加し、怪物を退けるのだった。

所感

突っ走るいちかとあおい、知識はあるが2人を止められないひまり、と、製菓という面で考えると少々不安が残る面子に冷静沈着なゆかりが加わったことで安定感が出てきた。ゆかりの性格は戦い方にも表れており、バトルシーンからは相手を遊んでいるような印象さえ受け、その翻弄のされ方がおかしくて笑ってしまった。

ゆかりは何でもできてしまうというセンスの持ち主。恐らくは感性で動ける質なのだろう。だが、そこには試行錯誤や挑戦する楽しさというものが欠如している。ゆかり自身、そこまで考えていたかどうかは不明だが「完璧」にできてしまうことにやや憂いている様子だった。しかし、そこにチャレンジすることが目的、といういちかが現れたことでゆかりに火が付いた。それが結実した一端がマカロンづくりの場面に出ている。マカロンを食べてのいちかたちの感想に逐一反応するのだ。察するに、元来負けず嫌いなのだろう。しかし、悪く言えば器用貧乏であったために今まで顕現していなかった。飄々としてクール、しかしその内には完璧を求める熱い精神が宿っている、というギャップが楽しかった。