アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

キラキラ☆プリキュアアラモード 14話

キラキラ☆プリキュアアラモード」の第14話から。

あおい、熱いシャウトの回。

粗筋

ライブ中、あおいが何者かに連れ去られ、学校にも来なくなったため、いちかたちはあおいを心配して立神家に赴く。そこで、あおいがコンツェルン会長令嬢であり、執事の「水嶌」により不本意に音楽とキラキラパティスリーを辞めさせられていたことを知る。いちかたちは水嶌の説得を試みに立神家でのパーティに赴き、スイーツをお披露目し、あおいの所属するバンドのライブを敢行。すると、会場の人々は感動し、キラキラルが大量に発生する。そこにジュリオが現れ、会場の人々からキラキラルを奪ってしまう。取り戻すためにプリキュアとジュリオとのバトルが始まり、キュアジェラートの技「ジェラートシェイク」のお陰もあり、ジュリオを退けることに成功。バトルの中で水嶌に「あおいが自由を望んでいること」が伝わっていることを知ったあおいは水嶌を説得。無事に音楽とキラパティに復帰したのだった。

所感

あおいのいつもとの様子と屋敷での様子とのギャップが凄かった。ドレスに身を包み、化粧をし、髪を下ろしたあおいは、見るからに「お嬢様」。いつもの「ロックでワイルド」な感じとは全く違っており、いちかたちがピンと来なかったのも納得できる。それでも中身は変わらぬあおい。屋敷の階段を手すりに乗って滑り降りたり、社交会でのライブでドレスを部分的に脱ぎ捨てたり、ライブでのパフォーマンスで自分の想いを高らかに歌い上げたり、と熱いものが見られた。その中にあって、冒頭で水嶌に両手で抱えられた際に赤面していたシーンはあおいの表情としてはレアであり、可愛らしい。ギャップがあったと言っても良いだろう。あおいの色々な表情が見られ、楽しめた回であった。

一方、リオが気になる言動を見せた。それは、水嶌を説得しようといちかたちが額を集めていたときのこと。

自分の気持ちを人に分かってもらおうなんて、はなから無理なんだから。

直後に不敵な笑みを浮かべていたことから、いちかたちをただ翻弄しようとしていただけに見えるが、これまでにもスイーツに対して怨嗟にも似た感情を見せてきただけに、そこに何かしらの想いが隠れている、と考えることもできる。自分が理解されなかったことによる辛い経験をした、とまで行くと妄想が過ぎるかも知れないが、リオは一体何を考え、どこに向かおうとしているのか。頭の片隅に置いておきたい。