アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

君のいる町 7話

「君のいる町」の第7話から。

色々こじれそうな予感のする回。

粗筋

恭輔の病室を来訪した清美は柚希を叩き去っていった。青大は、成就しない恋をしている自分と清美の境遇を重ねる。後日、退院した恭輔は、柚希が同情して自分を選んでいるのかどうか確かめるために手術を受けることを青大に告げる。しかし、望み空しく恭輔は亡くなり、青大と明日香は恭輔の葬式へ向かう。そこで青大は柚希から別れを告げられる。

所感

この作品の特徴の一つが、色調の使い分け、とりわけ、彩度の高低の使い分けだ。作風自体が浮き沈みの激しいものだけに、キャラクタがネガティブな時は殆ど灰色、ポジティブな時は目に眩しいほどはっきりとした色を使ってくる。その中でも今回は、青大と明日香が葬式に向かうシーンの各所に虹のような彩りを配置することで、キャラクタのどこか寂しい感じの異様さを引き立たせている。小気味よい。

なお今回は ED が恭輔が歌う歌だった。もう聞くことはない声の中で、恭輔は何を思うのか。