サムライフラメンコ 9話
「サムライフラメンコ」の第9話から。
トーチャーが本性を現した回。
粗筋
キング・トーチャーから怪人が送られてくるようになってしばらく経ち、その光景も日常的になってきた。ニュースでも大きく取り上げられることはなくなり、フラメンコダイヤこと真野もマンネリだと飽きている様子。事後処理にあたっている後藤も羽佐間と真野の勝手な言い分にしびれを切らしてしまった。そんな中、羽佐間に真野からメールが来る。そこには何とボロボロになったフラメンコダイヤの姿を写した写真が添付されていた。更に真野からの着信。羽佐間が応答すると相手はキング・トーチャーだった。
所感
SF のような展開になったかと思いきやあっと言う間に日常話に逆戻りして気を抜いていたのだが、ここに来て緊迫するシーンが多くなってきた。今野や真野がキング・トーチャーに捕まりボロボロになっているところを始めとして、原塚が幼少期のヒーロー作品を引き合いに出して
私たちは今まさに、あの時見た世界の中にいる。しかもそれが当たり前になり、状況に麻痺しつつある。あの世界の人たちも、怪人がいることに慣れていた。麻痺していた。ひょっとしてそれこそが彼らの目的ではないか。そう思ってしまうのですよ。
と言及していたところ、そして原塚からキング・トーチャーが現代科学の域を超えた装備を使用しているかも知れないという話を聞いた羽佐間が
原塚さん、一体僕たち、何と戦ってるんでしょう……?
とつぶやくところ。どれもただ事ではないことを知らせている。不気味ですらある。相手が油断したところで牙をむく。悪役の常套手段だが、羽佐間はどう対処するか。そして後藤を始め「慣れてしまった」キャラクタたちはどう動くのか。気になるところだ。