アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

アウトブレイク・カンパニー 10話

アウトブレイク・カンパニー」の第10話から。

ペトラルカの黒歴史回。

粗筋

先日の種族間交流サッカーの映像があろうことか流出。舞台の特定を始める者も出てきて、プロジェクトの存続が危ぶまれる。それを聞いた慎一は、動画を特撮作品の一部だとでっちあげることで事態の収拾を図ることを提案。ペトラルカを主人公とした作品の制作に取り掛かる。何だかんだありつつも、撮影は無事終了。パロディを大量に含んだ内容だったため、慎一の狙い通り、「流出したのは特撮映画の一部で、著作権上アウトな作品だったためお蔵入り」という流れに持ち込むことに成功した。

所感

今回は少し問題らしい問題になりかけたが、それもいつも通りコメディ色を前面に出して乗り切った。「炎上」社会にいる慎一ならではの機転の利かせ方が良かった。

慎一も言っていた通り、今回は他作品のパロディが散見された。「パパのいうことを聞きなさい!」や「探偵オペラミルキィホームズ」を始め、「何故そこをチョイスした」とツッコみたいところが多く、楽しめた。また、流出したとされるサッカーの映像がアップロードされていたサイトはニコニコ動画を基盤にしていると見え、コメントが右から左へ流れる。このシーンではミュセルが魔法を使う場面に「ティム・フロッツ!!」というコメントが縦に並んで動く、所謂「弾幕」が使われ、更に「ティム・フロッツ」タグまで使われている。実際にありそうな事態だけにおかしさがこみ上げた。

なお、今回は(恐らく最初で最後の)ペトラルカの変顔が見られた。最後の上映会で自分の演技を恥じるシーンだ。高貴な身分で言動もそれに準ずるものが多いペトラルカだけに純粋な変顔は貴重。良いものを見せてもらった。