アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ガリレイドンナ 11話

ガリレイドンナ」の第11話から。

最終回。

粗筋

インターポールに拘束され、またも収監されてしまった3姉妹は裁判にかけられることに。アドニムーンカンパニー側の用意してきたねつ造したと思われる証拠の数々と、証人として出廷してきたシルヴィアの証言により圧倒的に不利な状況に追い込まれる。しかし、ここで夏至生が法廷に乱入。星月にガリレオの望遠鏡を渡す。更に、夏至生が登場した途端、シルヴィアが態度を翻し3姉妹を弁護し始め、アドニムーンカンパニーがメタンハイドレート強奪に関与した証拠を提出。何と、シルヴィアは家族を守るためにはアドニムーンカンパニー内部にいることが必要と考え、記憶喪失の振りをしつつ、夏至生と連絡をこっそり取っていたのだ。これにより形勢は一転。アドニムーンカンパニーの敗訴が決まり、フェラーリ家は安寧を取り戻した。そして、7枚目のスケッチを手にした星月たちは未完成のガリレオ・テゾロを完成させるために、日本へと戻るのであった。

所感

今回が最終回と知り、圧倒的に不利な状況からいかに抜け出すのか、と思っていたが、何と言うことはない。3姉妹の両親が水面下でしっかりことを進めていたのだ。特にシルヴィアについてはアドニムーンカンパニー側についたときからラスボスになるのではないか、と想像していたため、なおのこと今回の逆転劇でにやりとさせられた。小手先の話術云々ではなく確たる証拠で敵を黙らせる。実に胸のすく思いがした。

そして、話はこれからガリレオ・テゾロを完成させよう、というところで終わり。何とも気になるが、メインの攻防が一段落したのでこれはこれでありな感じがする。チャンスがあればテゾロに関する番外編なども見たいところ。

総感

エネルギー源が枯渇しかけた未来で、ガリレオ・ガリレイの子孫にあたる3姉妹がガリレオの遺産「ガリレオ・テゾロ」を探して世界を巡るトラベリングアドベンチャー。発明が特技で頭は切れるが自信なげな三女、星月を筆頭に、所謂普通の女の子で星月にコンプレックスを感じている次女、神月、検事志望で勝ち気な性格の長女、葉月の3人がメインだが、話数の制限のためか、そのキャラクタのためか、星月にスポットを当てたエピソードが多い。実際、彼女たちが移動に利用する AI 搭載の飛行艇「ガリレオ号」も星月の手製で、作中にいくつか登場する彼女の完成品には舌を巻く。メカと少女という取り合わせが好きな人におすすめしたい作品。

絵は本作同様 A-1 Pictures 制作で足立慎吾氏がキャラクターデザインを担当した「WORKING!」シリーズや「ソードアート・オンライン」のように可愛らしい印象。ばらつくこともなく気を取られず視聴できた。また 3D CG による飛行艇同士の戦いがアクセントとなっている。