プリティーリズム・レインボーライブ 38話
「プリティーリズム・レインボーライブ」の第38話から。
蓮城寺家に平和が訪れた回。
粗筋
お泊り会の最後はなるとべるの番。まずはべるが彩瀬宅へ。夕食の温かい雰囲気に涙する。続いてはなるが蓮城寺家へ。豪華な料理に歓喜の声を上げていると、べるの母、律が2人のデュオの衣装を有名なデザイナーに考えてもらったと言ってくる。べるは自分の考えたデザインをなるに見せるが、律は気に入らず、スケッチ画を破り捨ててしまう。そこにべるの父、行秀が帰ってきて場は解散。その晩、べるは今まで律の笑顔を見るのが夢だったのが、なるのステージを見たときから素直にプリズムショーを楽しみたいと思うようになった、となるに告げる。一方、べるのショーを見てから観客を笑顔にするべるが目標だとなる。全く違う2人が互いを憧れとしていることに感心しながら2人は眠りにつく。
そして迎えたクリスマスショー当日。べるとなるのプリズムショーを見る行秀は律に今までの苦労を詫び、律とべるが自分の宝であると伝える。ショー終了後、律はべるを愛していると口にし、抱きしめる。わだかまりの消えたべると律。と、そこに荊が薔薇の花束を手にやってくる。それを見てピンと来たべるはなると両親に待つように言って、走ってゆく。その先にはヒロの姿。べるを認めたヒロは少しだけ、とべるの肩を抱く。
所感
第25話以来鳴りを潜めてきた律が再び現れ、洗われた回だった。そもそも律がべるに完全さを要求するようになったのは行秀が家を空けることが多く寂しかったこと、そしてそんな律を笑顔にするためにべるが奮迅して行秀を喜ばせていたことに起因していた。ここに来て行秀が自分の失策に気付き、律を慰めたことで全てが丸く収まった。今まで色々あったが、苦しんでいたキャラクタが問題をクリアし顔をほころばせる。王道ながら目頭が熱くなった。良かった、べる。良かった、律。