アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ぎんぎつね 6話

「ぎんぎつね」の第6話から。

悟が笑う回。

粗筋

ユミの提案で悟の歓迎会をしたまことたち。しかし、当の悟は今一つ乗り気でない様子で、まことたちから遊びの誘いを受けるものの断ってしまう。それにも関わらず悟に興味津々のユミに引き連れられてまことと船橋は悟の部屋に突入。ユミは悟を質問攻めにし、そこから室内が段々騒がしくなってゆく。それに堪忍袋の緒が切れた悟は声を荒らげるが、まことたちはこれを受け止めた上で笑い出す。その様子に面食らった悟はまことたちとおしゃべりをすることに決め、翌日にはすっかり打ち解けていた。そして、悟の顔には自然と笑みがこぼれていた。

所感

嫌な人間関係にさらされてきた悟が他人とコミュニケーションを取り、一歩前進する回だった。その裏でハルが思い出していたのは、ハルと悟では生きる世界が違うという話。ハルがいくら悟の側にいて慰めようと本質的な解決にならないということをハルも学んだようだ。悟共々成長が見られたところにほっとさせられる。最後のシーンで、デジカメの笑顔認識機能と思しきフレームがデジカメのディスプレイに重畳されていたところに、悟が笑っていることの駄目押しを感じることができてくすりとさせられた。