アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ぎんぎつね 7話

「ぎんぎつね」の第6話から。

人間色々、神使も色々の回。

粗筋

悟とハルに町の案内をしていたまことと銀太郎は将平の家の寺に立ち寄る。寺で目撃したのは泣いて逃げ出そうとする修行僧の姿。将平の話では、前触れなく堂の物が落ちたり、風がないのにろうそくの火が消えたりすることが続いており、幽霊の仕業だと言われているらしい。それを聞いていたまことは寺の側にある小さい祠を発見。そこには猿の姿をした2体の神使がおり、彼らが一連の「事件」の犯人だった。そのことを住職たちに伝えると特に気にしていない様子。神使が見える自分たちに感慨深げなまことであった。

所感

第3話に出てきた亀の神使と才丸・歌丸コンビに続いて今回は猿の神使だ。猿らしくすばしっこく、まだ子供の神使らしくいたずら好きというキャラクタ。その所業は寺に来る人間の用事が葬式などの陰気なものであったため、自分たちくらいは明るくいようという気持ち、そしてかつて彼らといた老猿の神使の助言を守ろうという心意気が元であった。いたずら自体が好きらしくやめることはなさそうだが、人間と神使、互いに良い領分で暮らそうというところに日本の神仏の「良い加減さ」を見ることができ、ほっとできた。最後に、落ち葉が宙に舞うシーンなどは、見えない世界のことを示しているようで、興味深い。