アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル 1話

「ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル」の第1話から。

主人公の少女が突っ走る回。

粗筋

新人弁魔士、須藤聖知(すどうせしる)はバタフライ事務所配属初日に案件を取ってくる。内容は、魔術使いの銀行強盗グループが銀行に押し入ったところ、そこに居合わせた魔術使いがグループの一人を魔術で殺害してしまった、というもの。先輩弁魔士、左反衣(さそりころも)に付き添われ、聖知は被疑者の小日向に接見するものの、頑なな態度で何も話そうとしない。仕方がない、と、小日向が務めていた銀行の職員に話を聞こうとするが、門前払い。肩を落として銀行を後にしようとすると、先程証言を取ろうとした遠藤という職員から電話が。曰く、支店長が怖くて警察には言っていないが、小日向は自分を守ろうとして魔術を使った、と。正当防衛なら大丈夫、と、聖知は一段と張り切るのだった。

後日、先輩弁護士、天刀もよ(てんとうもよ)と公園にいるところを魔術使いに襲われる聖知。自らも魔術を使って犯人を追い払うが、魔術使用の現行犯で拘留されてしまう。

所感

魔法が使われる社会の「弁魔士」を扱った作品。タイトルは英語表記なら「wizard barristers」で「魔術使いの弁護士」=「弁魔士」といったところか。法的要素を据えながら SF をどう扱うか。ストーリーと展開の見せ方が楽しみなところ。

聖知は使命感とやる気にあふれた新人弁魔士という立ち回り。その余り、初の仕事の最中に拘留される事態となったが、どう切り抜けるか。それでも「最年少弁魔士」の二つ名は伊達ではなく、冒頭で任意の取調べを法根拠と共に回避するシーンがある。結構しっかりしているんだろうか。次回活躍が見られることを祈る。

舞台の場所や法は日本のようだが、主人公の名前が聖なる知と書いてセシル。現代らしいと言えば現代らしい。その他のキャラクターについても一目では読みが分からないものが多いが、バタフライ法律事務所に関しては昆虫が元になっているようだ。穂樽夏菜は蛍、天刀もよはてんとう虫、蝶野アゲハとセセリはとアゲハ蝶とセセリ蝶など。

絵は、原作・監督などを務める梅津泰臣氏が監督を務めた「MEZZO -メゾ-」(2004年放映)と同じようなキャラクタ。はっきりとした輪郭が特徴的なデザインになっている。