アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

Wake Up, Girls! 2話

「Wake Up, Girls!」の第2話から。

歌ったり踊ったりするアイドルへの道がつながった回。

粗筋

須藤が取ってきた仕事は健康ランドでのステージ。ステージとは名ばかりで、水着撮影会に接客、しまいには王様ゲームの相手をさせられ、耐え切れなくなった岡本未夕が失踪してしまう。そこに行方知れずだった丹下社長が登場。実は悪徳プロデューサーだった須藤を打ちのめし、松田たちの前から叩きだす。事務所に帰ってきた丹下は未夕を捜索するように指示。未夕のアルバイト先のメイド喫茶に赴いた島田真夢と林田藍里と七瀬佳乃は見事未夕を発見し、覚悟がなかった、と反省の弁を聞く。そのままメイド喫茶での未夕のパフォーマンスを見る3人。そこで見たのは、未夕のファンが未夕と Wake Up, Girls! を応援するところだった。未夕はそれに勇気づけられ Wake Up, Girls! に復帰することを決める。7人のアイドルが揃ったグリーンリーヴズ・エンタテインメントの事務所。丹下が早速仕事を取ってくる。今回はローカルテレビで夕方に放送されている情報番組のレギュラーコーナー。いきなりのクオリティに一同は色めくのだった。

所感

A パートで Wake Up, Girls! が風俗すれすれのことをさせられている様子には心が痛んだ。そこに来て満を持しての丹下社長復帰だ。胸をなで下ろしたのと同時にもう道の逸れたことにならなそうだと信頼感が持てた。何しろ、ローカル局の小さなワンコーナーとは言え、テレビのレギュラー出演だ。丹下の底が知れない。事務所の資金を博打で失ってしまうというところは玉にきず、といったところだろうか。

今回は丹下が帰ってくる演出のためということの他に、メンバーそれぞれのアイドル観を示す場でもあった。エピソードが具体的に示された未夕を始め、松田も健康ランドでの一件には違和感を感じていた。仕事だからと諦念する者もいれば、やりたくないと言う者もいた。個人個人で方向性の違いや温度差があるのは自然な話だが、共通の敵、須藤の話の直後に、丹下の持ってきたしっかりとしたステージを用意することで、それをなるべく同じくする機能を持った回だったと言えるだろう。