プリティーリズム・レインボーライブ 41話
「プリティーリズム・レインボーライブ」の第41話から。
いととコウジの出会いが運命だったような感じのする回。
粗筋
ウィンター・ホワイト・セッション、続いてはいと・おとはペア。本番前の控室にいるいととおとはのもとをいとの父、弦が訪れ、話があると言う。そこにやってきたコウジも加わり弦とコウジの父、丈幸が組んでいたバンド、ラッキースターのことについて話が始まった。
気が合った弦と丈幸がラッキースターを結成し、人気を博したものの、弦の暴走で解散の憂き目に。しかし、ラッキースターを復活させたくなった弦が丈幸と共にドライブをしているとき、弦の脇見運転が原因で事故になり、丈幸は帰らぬ人となった。そして、その償いのために弦はギターを弾かなくなった。
話を聞いたコウジは、いとのためにも、弦のためにも、自分の母のためにもこの過去を乗り越えてゆくと宣言。いととおとはの演技も上々で、弦の、コウジへの理解も得られたようだった。
所感
長きにわたっていた涼野家と神浜家の宿命の話だった。事故が弦のせいだとしても、いととコウジには直接関係はない。過去にとらわれずにやってゆこうという、コウジの決意のこもった言葉と、それに見とれるいとが印象的。あとはコウジの母、奈津子がいかに思うかが問題だが、そこはまた別の機会になりそうだ。前回のあんとわかな同様、いとにも安寧が早く訪れることを願ってやまない。
いととコウジ、弦と丈幸。2組の出会いと第一印象が同じだったのも興味深いところ。いと・弦は、コウジ・丈幸に「ぬるい」と感じ、逆に相手からは「熱い」と思われていた。そして、相手と音楽の話をしているときはいつよりも熱いものを感じられる。まさに運命的だ。運命的だからこそ、それが壁になるならば乗り越えるのだ。いととコウジに幸あれ。
本筋には出てこなかったが、おとはのテンションの上がり具合が大変面白かった。弦が、いととコウジに、互いのどこが好きなのかを尋ねたときは
うわーい! 私も聞きたいですぅ!
と、テンションの上昇の仕方がおかしかった。以前にも恋愛話のときに同じようなことがあったが、やはりその方面で一番女の子らしいのがおとはなのだろう。そして、視聴者の気持ちを代弁する役にもなっている。そりゃ、ただでさえ数少ない本作品の男女カップル。その恋愛に踏み込んだ話となればこんな反応になってしかるべきというものだ。だからこそおとはのぶれなさが輝いている。