アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ハマトラ 3話

「ハマトラ」の第3話から。

能力ってなんだろう、という回。

粗筋

ハマトラ探偵事務所に依頼が来た。依頼主は「青少年保護健全平等組合」の理事、伊藤。依頼内容はファクレターズ学園のスキャンダルをつかむこと。学園はミニマムホルダーの育成や進路の補助を行っており、伊藤はそれが気に食わないため、不祥事で潰そうという考えらしい。気が乗らないながらも報酬額の大きさに渋々依頼を引き受けることにしたナイス。

一方、アートはとある事件の犯人から採取された物質「ネムクロイス」を追っていた。ネムクロイスは青少年保護健全平等組合からモラルという研究者へ譲渡された形跡が。モラルの証言では、ネムクロイスを後発的なミニマムホルダー生成の研究に使用しているが、それはまだ途上らしい。モラルに話を聞いているアートに、怪物が出現した、との一報が入る。怪物の正体は伊藤の息子、タカヒロであり、モラルによってミニマムホルダーへ移行する処置を受けていたのだ。しかし、ミニマムホルダーへの適性がなかったために異形の者へと変化してしまった。警察が捕獲に苦戦する中ナイスが到着。タカヒロの心理を見抜き、鎮静化に成功する。

所感

モラルは、弱者が強者を憎むのは強者の力を欲しているためでその格差を是正するために研究をしている、と言う。しかし、今回描かれたのは「是正」の結果、暴走を起こしてしまった男の姿だった。「能力」というものが無害とは限らないことの象徴だろうか。加えてファクレターズ学園についても言及された。能力を持つ者への支援を行っているとあってはそもそも敵は多いだろうが、語られたのはそれだけではない。成績トップで卒業したのがナイスだということだ。ナイスが探偵をしていることと関係があるだろうか。いよいよ重要な背景が出てきて面白くなってきた。