アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

プリティーリズム・レインボーライブ 42話

プリティーリズム・レインボーライブ」の第42話から。

なるとべるが舞い踊る回。

粗筋

ウィンターホワイトセッション。続いてはなるとべるのペア。出演前になるはりんねに会いに行く。対面することはできたものの、りんねが別れの言葉を口にしたことで、なるはりんねに嫌われてしまったのだ、と泣き出す。更に、そのためにプリズムのきらめきが失われ、ラブリンが消えてしまう。落ち込むなる。なるを慰めるべる。そこにヒロが登場し、なるにアドバイスを送る。りんねはなるに何かをしてほしいと思っているのだ、と。それを聞いたなるは、りんねが喜ぶようなプリズムショーをしようと決意を新たにし、立ち直る。ラブリン不在のまま本番を迎えるも、素晴らしいパフォーマンスを披露。すると、進化した姿のラブリンが現れたのを皮切りになるとべるは5連続ジャンプを決め、堂々の1位に躍り出る。演技終了後、ステージへ向かうりんねに出会ったなる。自分の気持ちを吐露すると、りんねからは「いってきます」とのセリフがあり、なるは笑顔になった。

所感

なるとべるのペアが1位になった今回。その背後には、りんねとラブリンを失うなるの悲しみがあった。なるは喜怒哀楽がはっきりしているだけにこのような情緒豊かな演出にマッチしている。更に、べるの言動にも注目すると、落ち込んでいるなるを見て、なるが悲しいと自分も悲しい、と落涙。他人に感情移入し、涙を流すというのは、以前のべるでは考えられないことだが、それ故にべるの成長ぶりを実感できるエピソードになっている。

なる「べるちゃん! 一緒に泣いてくれてありがとう!」

べる「え?」

なる「私のために泣いてくれたんだよね?」

べる「私にはそれ位のことしかできないから……」

ヒロ「それで良いのさ。パートナーが苦しんでいるとき、ただ側にいてやれば良い。人にはそれっぽっちのことしかできないんだ。でも、俺にはそれすら……」

というやり取りも印象的なところ。ヒロはまだコウジのことが心残りなのだろう。

初回から見ていると、徐々に色々なこじれが解けてきていることが分かる本作。ここまで解消されずに残っているのは、奈津子から弦へ向けられている事故の記憶、ヒロからコウジへの未練が大きいところだろう。残すところ2か月。これらの問題がいかにしてほぐされていくか、楽しみなところだ。