アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ニセコイ 3話

ニセコイ」の第3話から。

小咲は見た、回。

粗筋

先日のデートのことについて家で質問攻めにあい、気の休まらない楽と千棘。安寧の場所を求めて学校へ行くが、デートの話は広まっており、やはり恋人の振りをせざるを得なくなってしまう。楽は小咲の誤解を解こうとするが、うまく切り出すことができない。

そんな日が続いていたある放課後、楽は千棘がクラスメートについてノートにまとめているところを目撃する。千棘同様友人ができずに悩んだ経験を持つ楽は、ノートの作成を手伝うことに。そして楽と千棘が話しているのを陰で聞いていた小咲は、2人の恋仲が演技であることを知ってしまう。

所感

楽が千棘の日常を気にし始めた回だった。恋人同士を装っているだけにプライベートでも共にいることの多い2人。しかし、学校というパブリックな場での互いは知らないことが多かった。実際、楽は千棘が特定の友人を持つことができずに悩んでいることを今回初めて気付いている。自己の体験を元に楽が千棘に興味を持ち始めたことはもちろん、楽の厚意を千棘が受け入れているところなどは、2人の間に演技でない友愛、ないし愛情が芽生えてきていることがうかがえる。

一方、小咲がどのようなキャラクタなのかについても少しずつ明らかになってきた。端的に言えば、楽に好意を寄せているようだ。それは、楽と小咲が会話しているシーンで、千棘が自分を好きなはずがない、と言う楽に対しての小咲のセリフ

まだ日本語が苦手な桐崎さんに、こっそりノートとってあげてるとことか、捨てられた動物見ると放っておけないとことか、見知らぬおばあさんのために、何時間も探し物手伝ったりとか、友達が宿題忘れたら、自分も忘れたって嘘ついたりとか、友達が先生に叱られそうなとき、自分も一緒に叱られに行ったり。

が物語っている。ここまで楽のことをよく観察しているとは驚きだ。いや、ここまで来ると好意を寄せているだけなんて生易しいものではない。確実に楽の後をつけている。一介の女子高生にこんな行為をさせてしまうとは、まったく楽は罪な男である。もっとも、楽の思い出の少女は鍵を持っていて、小咲も同様に鍵を身に着けている。小咲が楽のことをよく知っているのも話の伏線かも知れない。もう少し様子を見ることにしよう。