アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ダンボール戦機WARS 37話

「ダンボール戦機WARS」の第37話から。

最終回。

粗筋

セカンドワールドの崩壊が始まった。次々に逃げ出してゆく生徒たち。その中、美都を助けるためにヒカル、ハルキ、ムラクはロストエリアに向かう。一方その頃アラタはセレディとの戦いを繰り広げていた。オーバーロードしたセレディに苦戦を強いられるアラタ。そこにヒカルたちが到着しアラタに加勢。セレディの一瞬の隙を突き、ファントムを沈黙させることに成功する。白髪の老人と化したセレディと共にゴンドラでセカンドワールドから脱出するアラタたち。ワールドセイバー関係者は連行されていった。

神威大門統合学園は再始動を決める。アラタは平和を作るためにはどうすれば良いかを考えるために世界を巡ることを決意。神威島を出る他のメンバーと共に船に乗り込んだアラタは、島に残った仲間たちに大きく手を振るのだった。

所感

全てに片が付いた。とは言えど、神威島の受けた被害は甚大だ。その中でも変わらず LBX を続けようという気概が生徒たちにはある。それが救いだ。島に残った者たちはまだプロの LBX プレイヤーを目指している。セレディによってえらい事態に放り込まれたが、変わらないその姿に勇気づけられる。できればもう少し先まで見てみたい。そう思わせてくれる最終回だった。

本作の総感

ダンボール戦機」シリーズの第3作目の本作。プロの LBX プレイヤーを目指す子供たちがひょんなことから事件へ巻き込まれてゆく姿を描いた。後半で描かれたのは、 LBX の戦場である「セカンドワールド」が実は実世界とリンクしており、その戦いが「代理戦争」となっていること、そしてそれを狙う「ワールドセイバー」というテロ組織との攻防だ。政治的な思惑に利用され、それを理解した上でもなお主人公たちが懸命に仲間を、世界を守ろうとしている姿はシンプルに格好良かった。