アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

アイカツ! 74話

アイカツ!」の第74話から。

いちごたちが卒業する回。

粗筋

スターライト学園の卒業式が近づいてきた。いちご、あおい、蘭は卒業アルバムの編集委員となり、思い出話に花を咲かせる。そして迎えた卒業式当日。在校生代表としてさくらが送辞を読む。卒業式のステージとしておとめとさくらが共演し、華やかに式は幕を閉じるのだった。

所感

放送の時期は丁度卒業シーズン。それに合わせていちごたちが中等部を卒業したが、卒業式に涙はつきもの、ということで、卒業生と言わず在校生と言わず、皆が泣きに泣いていた。その様子に見ているこちらももらい泣きしかけた。中でも送辞の最中にさくらが泣きそうになり、言葉に詰まるシーンにはぐっと来た。更に、本作の見せ場の一つである3Dステージでは、何とさくらが涙ぐみダンスが一時止まるという演出が行われている。これには目を見張った。また、曲の最後ではおとめが泣き笑いのような表情を浮かべていたのも印象的だった。

今回「卒業」という観点でないところでも印象的なシーンが多かった。例えば、いちごのおしゃもじに関する言及のシーン。それは、弁当屋の娘からトップアイドルになったいちごにあやかっておしゃもじがおまもりとして全校生徒に広まっている、というもの。アルバム制作用に募った写真の殆どにおしゃもじが写っていたのには、おしゃもじが増殖でもしているような気分になり、何だかおかしかった。もう一つ印象的だったのは、いちごたちが卒業アルバムの編集委員に任命されたことについて3人が話す冒頭のシーン。

あおい「にしても、卒業アルバムの編集を仰せつかるとは」

いちご、蘭「穏やかじゃない」

もはやあおいが「穏やかじゃない」と言っていないにもかかわらず、何事もないようにシーンが進行しているのがすごい。3人の一体感が感じられたシーンだった。