アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

マンガ家さんとアシスタントさんと 9話

マンガ家さんとアシスタントさんと」の第9話から。

みはりの決意の話。

粗筋

みはりが愛徒の担当になったばかり頃の話。ある日みはりは原稿が遅れている愛徒を見張るため愛徒宅に泊まり込むことに。愛徒を好いているせいで一人もやもやしているみはりはうっかりミスで完成した原稿を駄目にしてしまう。引責退職の意志を口にすると、既に徹夜が続きボロボロなのにもかかわらず、愛徒は原稿を再び作ろうとする。愛徒の身を心配するみはりに対して愛徒は大丈夫だと告げる。愛徒が自らの身を挺して完成させた原稿を印刷所に送ったみはりは、このような事態を二度と繰り返さないために当時長かった自分の髪をショートにしたのだった。

所感

本作では初の1話1エピソードの回。長めの時間を活用してみはりの今までが語られた。元々愛徒に好意を抱いていたのには驚いたが、「女の命」と称される髪の毛をばっさり切り落としたところに固い決意が見て取れ、何だか感心してしまった。なお、劇中で愛徒がみはりのことを女性として好きだと言うシーンがあるが、天然の愛徒のことだ。「女の子として可愛い」という意味合いではなかろうか、と訝しんでしまう。真意はいかほどか。知りたいような知らせてほしくないような。微妙な関係とみはりの暴走振りは見ていて実に微笑ましい。