アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

夜ノヤッターマン 8話

「夜ノヤッターマン」の第8話から。

ボヤッキーとトンズラーが父性に目覚める回。

粗筋

体調不良で熱を出してしまったドロンジョの前に、アルエットが湖で出会った怪獣「クッシー」のクっちゃんが現れる。アルエット曰く、クっちゃんの住むクッシャロデッシャロ湖がヤッター兵に襲われ、川に流された際に母親とはぐれたらしい。それならば母親に会わせてあげなくては、とのドロンジョの決定により、一行がクッシャロデッシャロ湖へ赴くと、そこにはゴロー将軍とヤッター兵、そしてクっちゃんの母親の姿が。ここで悪いことにドロンジョたちは将軍に見つかってしまい、捕縛されてしまう。ドロンジョたちに攻撃を仕掛ける将軍がとどめの一撃を食らわそうとした瞬間、アルエットの髪飾りのラベンダーが将軍の鼻元へ。すると将軍の手が止まる。その隙を突くように、クっちゃんの母親が捕縛を抜け、将軍たちを蹴散らす。こうしてクっちゃんを無事母親の元に送り届けた一行は旅を続けるのだった。

所感

ドロンジョがガリナへの恋心を自覚し、それに気付いたボヤッキーとトンズラーが恋する娘を見守る親の気持ちになる、という回だった。劇中ではボヤッキーとトンズラーが親アピールをやたらしてきた。それはドロンジョに「しつこい」と指摘されていたように、何度も繰り返されていた。ドロンジョと付き合いの長いだけに、ドロンジョが興味を持つガリナという男性の登場に寂しさを覚えたのかも知れない。そう考えると、コミカルながら感慨深い。

一方のドロンジョは体調が悪かったためにガリナに甘えまくる。それは回の最後に回復した際、行動を思い出し、ドロンジョ自身が恥ずかしさのあまり叫び出す程。いつも強気な彼女が弱り、そして元に戻ったかと思いきや恥ずかしさに赤面する、そんな感情の変化も楽しい回だった。

また、ゴロー将軍に動きがあった。アルエットの髪飾りのラベンダーで動きが止まったのだ。それに加えてアルエットの父親の名前が「ゴロゾー」であること、そしてガリナが語ったゴロゾーのセリフ「目の中に入れても痛くない、俺の天使だぜ」がゴロー将軍の特徴的な語尾「~だぜ」と同じところから見て、ゴロー将軍はアルエットの父親ではなかろうか。頭の隅に置いておきたい。